2006.05.24 Wed
遠くにいてネコを思う
背広にくっついた猫の毛を発見したそうな。夫はほんわ〜かした気分になったらしい。ちょっと出かけた先で猫の毛を見つけると、猫の分身にでも会ったような気分で顔が綻ぶ。そんな経験、ありませんか?

ちょっと暗いお話になるけど、レオを飼う前に物置の整理をしていたら、荷物の中から先代猫の毛を発見しました。なんだか久しぶりに彼女に再会したような気持ちになりました。レオを飼う8年も前に亡くなった雌猫で、彼女の名前は 『 ままりん 』

わたしが学生の頃から一緒で、拾ってきた新入りの子猫にも優しい姉さん猫であり、結婚し子供が出来た時も、5度の引越しの時にも、たくさんの環境の変化を経験しながら16年も連れ添った、従順な頭のいい子でした。

子供も8匹産みました
16年間も一緒だったけど、彼女が亡くなる時にはそばに居てやれませんでした。年老いてすでに歩く事も大変になっていた頃、実家の母親が心臓発作で倒れてしまい、5時間の移動時間、数泊かけて見舞いに行ったのです。夫は自宅で留守番していたけど、仕事から帰ってくると、普段はあまり寄り付かない部屋で動かなくなったままりんを発見しました。
誰もいない時に、彼女は独り寂しく死んでしまった・・・。
わたしが自宅へ帰ってくるとすでに体は冷たくなっていました。その冷たい体に触った時の感触は今でも覚えています。動かない、冷たい顔に頬擦りして、涙が止まらなかった。その時の感情は悲しいという言葉では言い表せない、苦しいというか、胸が痛く感じました。彼女は一番信頼すべき飼主がなぜ何日も帰ってこないのか知らなかった。最後の最後で置き去りにしてしまったようで罪悪感を感じ、何度も彼女に謝りました。その気持ちはいまだに・・・。
それまでも経験したことはあるけど、わたしはペットロスを経験したのです。
彼女は今でも夢の中に何度も出てきます。レオを飼い始めてからも、1度わたしの夢に現れ、母猫のようにレオの毛繕いをしていました。新入りの猫にも優しい子だったので、きっとレオに会っていたら、すぐに仲良くなれたんじゃないかと思います。そばに居なくても、頭の中から居なくなる事はない存在です。
そんな彼女の毛を1本発見。亡くなって数年経ってから、彼女の分身に会えた。嬉しかった。
夫の話を聞いて思い出したのです。
死に慣れなんてものはない。絶対つらい。動物は人より早く歳をとり、いずれ私達より先に亡くなってしまうだろう。今考える事ではないかもしれないけど、レオを飼った時に、「おまえが死ぬ時はそばにいてあげるから」って話しました。

1つ紹介したい本があります。
『 ずーっとずっとだいすきだよ 』 という、小学校の低学年の国語の教科書にも載っていた作品です。愛するものとの死別がテーマになっているお話です。
小さな男の子がペットの子犬と一緒に成長していき、犬の方は先に歳をとり死んでしまうのですが・・・。男の子はその犬が生きていた時に、毎日「好きだよ」って言葉をかけていたので、愛する犬が亡くなってしまった時に、少し気持ちが楽だった、というお話。死んでしまってからは「好きだ」といえないので、そばに居る時に自分の気持ちを伝えよう、そして愛していた事への自信は死別の辛さを軽くし、いい想い出がそれを癒してくれる、といった感想を持ちました。
動物は死ぬ時かわいそうだからから飼わないという方もいます。それはその人が選ぶ事。でも一緒にいる事で得られる喜びや癒しといった良い想い出は、亡くした時に感じる辛さよりも大きくて、飼った事に対する後悔の気持ちなんてありません。
なんだか本日長い文章になってしまいごめんなさい。
書いてるうちにね、自分でもどうまとめていいかわからなくなった(笑)
ままりんは死んでしまい、今はわたしの心の中にいます。でもレオは生きていて、そばにいてくれる。こんな記事を書いていて、明日はもっと遊んであげよう!と思った飼主なのでした。。。

| ペットロス | 00:25 | comments:31 | trackbacks:0 | TOP↑














●イチゴmilkさんへ
あたたかいコメントありがとうございます。
数度のペットロスを経験しましたけどこの子との別れは一番思い入れが強くて、死期を感じていただけに置き去りにしてしまったような罪悪感が消えなくて…。
でもたくさんの方からコメントを頂いて、励ましや同じように死の痛みを感じられた方の経験談を知って、自分だけではないと少し楽になれた気がします。やっぱり悲しさに変わりはないですけど、大切に思っていたことに自信を持ちたいと思います(^^)
| しっぽ | 2006/05/27 21:24 | URL | ≫ EDIT